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とても危険!マダニ徹底対策!!

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人に感染すると危険なマダニ

山の中や草木の葉先といった場所に生息するマダニ。春から秋にかけて活発に活動します。マダニに吸血されると発症する危険があるのが「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)。発症後は発熱や頭痛といった風邪に似た症状が現れ、悪化すると死亡することも。恐ろしいのが感染ルートが直接マダニにさされる以外に、ペットを介して発症する可能性があること。

昨年には、50歳代の女性が野良猫を保護する際にかまれてSFTSを発症して死亡するということも起こりました。ウイルスがマダニを介して猫に感染し、猫が発症後、女性に感染した可能性が大きいそうです。 野生動物はマダニに感染してもほとんど発症しませんが、ウイルスと共存関係にない人と犬・猫は感染すると発症する危険性があるそうです。現在、ワクチンの開発が進んでいますが、SFTSの治療薬はなく、対症療法が現状です。

マダニにが病原体を媒介して発症する病気

①犬パペシア症
「バベシア」という原虫がマダニを介して体に侵入して体内で増えてしまい、貧血や血尿を起こしたり、嘔吐や発熱など重篤な症状が出て死亡するケースも。

②猫ヘモバルトネラ症
マダニやノミを媒介して「ヘモバルトネラフェリス」というウイルスが感染して発症すると、貧血や体重減少、元気消失の症状が現れます。

③ライム病
人にも犬・猫にも発症する感染症。人の場合は神経過敏などの神経症状や皮膚症状、犬・猫の場合は発熱や食欲不振といった症状に。免疫力が弱い子犬や老犬は特に注意。