カリフォルニアが世界最大の産地であるアーモンド。食用として食べられているのは種子の内側にある部分です。ナッツ類は高カロリーなのでダイエットや美容には不向きというイメージを持たれることもありますが、アーモンドの主成分は不飽和脂肪酸で構成されていて、オレイン酸、リノール酸という良質な油です。不溶性食物繊維も豊富に含まれているので、体内の老廃物を排出する働きがあり、便秘解消にも効果が期待できる食べ物。
優れているのがビタミンEの含有量で、丸ごと食べられる食品の中で最も多くのビタミンEが含まれているといわれています。ビタミンEはアンチエイジングに効果があり、抗酸化作用の働きによって細胞の酸化を抑制してくれます。また、近年生活習慣病や老化の原因物質として注目を集めている「AGE（タンパク質と糖が体温で熱せられた物質）」の生成を抑えてくれる働きもあり、美肌や健康維持に大切な栄養を含んでいます。
1日に20～30粒程を目安に食べると良いとされています。食べ過ぎるとカロリー過多になってしまうので注意。粉砕してサラダにかけたり、アーモンドミルクなどにしてもOK。 アーモンドの皮にはポリフェノールが豊富に含まれているので、薄皮ごと食べる方が効率良く栄養を摂取できます。 ビタミンEの働きで活性酸素を除去したり、生活習慣病のトラブルを抑制。また、食物繊維が豊富なので便秘予防に。ビタミンB群もたっぷり含むことから美肌にも効果も期待できます。