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夏こそ注意!“隠れ乾燥”から肌を守る

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肌のベタつきが気になるそれって隠れ乾燥かも!

「肌がベタつくのに小じわができている」「ファンデーションの乗りが悪い」という方は、「インナードライ肌(隠れ乾燥肌)」かもしれません。インナードライ肌とは、皮脂の分泌が多くなってベタつきやテカりがあるのに、肌内部の水分量が不足している状態のこと。肌内部の水分量が低下することで、逆に皮脂が過剰に分泌されてしまい、ベタつきやテカりが起こります。放っておくと、肌の老化の原因となってしまい、シワやシミ、たるみなど、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性も。

乾燥肌の原因となる紫外線とエアコン

紫外線は日焼けやシミだけでなく、乾燥を引き起こす要因にもなります。肌に影響を与える紫外線には、肌のハリの元となるコラーゲンを壊す「紫外線A波(UV-A)」と、肌が赤くなったりヒリヒリしたりする「紫外線B波(UV-B)」の2種類があります。乾燥肌に大きく影響を及ぼすのが、紫外線B波。肌の水分を蒸発させ、保湿力を弱めてしまいます。真夏の暑い日に必要不可欠なエアコンも、肌に大きな影響を及ぼす事も。空調によって空気中の水分量が減り、肌が乾燥してしまうことがあります。

インナードライ肌改善のためにやってはいけないスキンケア方法

・強いクレンジングやピーリング
皮脂を吸着する力が強いクレンジング剤やスキンケア剤は、インナードライ肌には不向き。古い角質を除去するピーリングも、肌表面の皮脂や水分を取り除くことがあるので肌が不安定に。

・過度な洗顔
肌がベタつくからといって1日に何度も洗顔すると、あぶらとり紙と同じ理由で必要な皮脂まで取れてしまい、乾燥を引き起こしてしまいます。朝と夜の適度な回数で肌を清潔に保ちましょう。

・あぶらとり紙
高い皮脂吸収力を持つあぶらとり紙を使うと、皮脂を取り過ぎて肌の水分の蒸発を促進させてしまうことがあります。メイク崩れが気になる方は保湿ティッシュで軽く抑えるなどして対策を。

夏こそ保湿! おすすめ肌ケア術

・スキンケア剤でしっかり保湿
インナードライ肌の保湿で大切なポイントは「水分の保持」と「水分の蒸発防止」。洗顔後やお風呂上がりには、化粧水をたっぷりお肌になじませましょう。水分の蒸発を防ぐために、化粧水の後は美容液や保湿クリームを塗ること

・朝の洗顔はぬるま湯で
朝は洗顔料を使わずに32度前後のぬるま湯だけで洗顔するのがおすすめ。洗う方法も、ゴシゴシこするのではなく水を優しく顔にあてるように。ベタつきが気になる箇所があれば、その部分だけ少量の洗顔料で落とすと良いでしょう。

・空気を乾燥させない
日中も夜もエアコンを付けっぱなしの室内で過ごす方も多いと思います。そこで必要なのが空気の加湿。加湿器を使用して空気の乾燥を防ぐ、室内全体に霧吹きをして湿度を上げる、観葉植物を置くなどして乾燥対策を。

・紫外線対策を万全に
紫外線によるダメージから肌を守るために、日焼け止めによる紫外線対策は毎日しておきましょう。一度にたっぷりの量を塗りこむのではなく、ムラなく肌に塗り、1日に何度かこまめに塗り直す方が効果的です。