冬のお悩みに多いのが、唇荒れ。ガサガサとした唇は老けた印象を与えるなど、顔の見た目を左右すると言っても過言ではありません。潤いとツヤがあるぷるぷる唇を目指して対策を始めましょう！
気がついたら唇がヒビ割れして血が出ていた、皮が剥けて腫れ上がっていた…という経験のある方も多いのでは。唇は角質層が薄く、皮脂腺と汗腺がほぼないので皮脂の膜を作ることができず、水分が不足しがち。肌に比べて保湿能力が極めて低いので、気温が下がって空気が乾燥する冬は特に ガサガサ唇 になりやすいのです。ちなみに、唇が赤いのは毛細血管が透けているから。それほど、唇は肌に比べて薄い部位なのです。 唇は乾燥によるカサつきだけでなく、さまざまな要因によって くすみ などのトラブルが引き起こされることがあります。「健康的に見えない」「口紅がキレイにのらない」と悩んでいる方も、毎日の唇ケアで対策しましょう。
デリケートな唇によく見られるトラブルと、その原因についてまとめてみました。
①くすみ→紫外線による色素沈着、喫煙による体の酸欠、ストレス、摩擦による過度な刺激
②ガサガサ→血行不良、皮をめくってしまう、使用している口紅が合ってない、内臓の冷え
③ヒビ割れ→唇をなめる癖、水分不足、香辛料などの付着物による刺激、栄養の偏った食生活
・胃腸に優しい食事を心掛ける
→胃腸が悪いと唇が荒れやすいと言われています。脂っこい食事や香辛料が強い食事はできるだけ避け、消化吸収の良い食事で改善を。コラーゲンの元になるタンパク質やビタミン類を積極的に取り入れることも大切です。
・週1回のスペシャル保湿ケアを
→クレンジング後、はちみつと砂糖をティースプーン1杯ずつ混ぜ合わせ、唇にのせて優しくマッサージ。ラップをかぶせて3分ほどパックしたらぬるま湯で洗い流します。その後にワセリンを塗るとさらに保湿力ＵP！
・ビタミンB2を摂取
→ヒビ割れに加えて口内炎や吹き出物のトラブルを抱えている人は、ビタミンB2が不足している可能性が。食材やサプリメントで補いましょう。（ビタミンB2を多く含む食材…レバー、卵、納豆、うなぎなど）
・口周りのエクササイズで血行ＵP
→温かい飲み物を飲んで口の中の温度を上げ、保湿効果が高いリップクリームを塗ってエクササイズ！唇を内側に巻き込んで、圧をかけたら“プッ”と空気を吹き出し、唇を前に突き出します。これを10回ほど繰り返すと◎。
・体を冷やさない
→粘膜に近い組織である唇は、体の内側の状態が表われやすい部分。内臓に冷えがあると唇の血行も悪くなり、潤いもなくなってしまいます。特にお腹周りを冷やさないように、腹巻きをするなど対策をすると良いでしょう。
・口紅やリップを見直す
→いつも使っているリップクリームや口紅が自分の唇に合っていないことがガサガサ唇の原因となっていることが。異常を感じたら使用を一度中止して。昼用、夜用の専用リップクリームもあるので、時間別に使用するのも効果的。
・クレンジングは専用リムーバーで
→ゴシゴシとこする洗顔など、過度な摩擦は色素沈着の原因です。口紅を落とすには、水で濡らして硬く絞ったコットンで一度拭き、専用のリムーバーを付け優しく滑らせるようにして拭き取ってから、顔全体をクレンジング。
・甘い物を食べ過ぎない
→余分な糖分はたんぱく質と結びつき「AGEs（終末糖化産物）」を体内に作り出します。蓄積するとコラーゲンが劣化して肌の弾力を失い、唇を変色させる原因に。ケーキやお菓子など、砂糖を多用したものは食べ過ぎないように。
・ビタミンCの摂取
→ストレスや喫煙により、体内のビタミンCが大量に消費されてしまいます。ビタミンCには紫外線によるメラニン色素の沈着を防ぐ働きがあるため、これが不足することで唇にくすみが。食材やサプリメントで積極的に摂取しましょう。